チュートリアル      2011.01.13 ( 最終更新日:2017/06/09 )

企画:即戦力を目指そう ~簡単なモーションコネタ~ 第六回「ジャンプ中の腰の動き」

■企画:即戦力を目指そう

以下のような人たちのために、モーションのコネタを書いていきます。

・新人としてモーションデザイナーになったけど、度々先輩に聞くのは申し訳ない、基本的なことか

もしれないから聞きづらいな、という方
・これからモーションをはじめる方
・独学で勉強している方

●第六回目は、「ジャンプ中の腰の動き」です。

空を飛んだり、滑空できない動物はジャンプ中の腰の移動の仕方が制限されます。
制限というと印象良くないですが、逆に考えると腰の動きが自動的に決まるということです。

その制限を縦への動きと、横への動きに分けて書きます。(Softimage,Maya準拠)
・縦への移動(トランスY)は放物線を描くこと。
・横への移動(トランスXZ)は、基本的には直線を描くこと。

横への移動(トランスXZ)についてですが、足が地面から離れた瞬間から着地するまで曲線を描いた

り、クネクネ蛇行することはできないということです。
自らジャンプする場合は目的地まで直線的に移動して着地します。
不意にジャンプした場合も足がフォローして、結果直線になるはずです。
ジャンプした瞬間から着地するまで、腰は石やボールなどの物体になるんだとイメージするとわかり

やすいかもしれません。

○おわりに、

ジャンプ中にも腕や足を使って勢いをつけて捻ったり、体を反らしたり、屈んだりすることで腰に少

し加減速がかかることもありますが、経験を積んで最高にリアルを目指すときに味付けとして、入れ

るようにしてください。
こういった味付けは上手くやらないと気づきにくい上に、下手に入れるとただのノイズになってしま

うので注意です。

次も「ジャンプ」について書きます。

第六回は以上です。

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