【Maya】MoxLocaltoWorld
Mayaのアニメーションサポート用スクリプトを公開します。
概要
Localで制御されるノードをワールド座標で制御できるようにします。
業界内でおなじみの「LocaltoWorld」のMoxバージョンです。一般的に出回っている「 LocaltoWorld 」との違いは次の通り
- 範囲設定がない。すべてタイムスライダーで範囲を制御する。
- Freeze Transformationがない。(使う機会がないので削除した)
- ワールド座標用のノードはLocator以外も選べるように。
- retunr後に、blendアトリビュートが残っていたのを消えるように。
- ワールド座標用のノード名が長すぎるので、末尾に追加される名前を「_Local_to_world」から「_world」に変更。
- ウインドウがちょっとコンパクトに。
- bakeSimulation のオプションがある。
- Pythonで出来ている
使い方
ノードを一つ、または複数選択し、各々のコンストレイントボタンをクリックでワールド座標用のコントローラーが出現します。
元のローカル制御に戻すときは、ワールド座標用のコントローラーを選択し、Returnボタンをクリックします。
- 【deleteBlend at return】
return実行後に、ベイク先のblendアトリビュートを消します。デフォルトはOnです。
すでにブレンドされているノードの場合は、チェックをはずしておくのがよいでしょう。
- 【shape】
ワールド座標用のコントローラーの形を選択します。Locatorのほか、Cube, circle, Rombus, Pyramidがあります。 - 【size】
ワールド座標用のコントローラーのサイズを指定します。
直接入力のほかフィールド欄上で、Ctrlキーを押しながらマウス左ドックで数字が変更できます。
- 【bakeSimulation】
タイム レンジ全体での各アトリビュートの個別評価ではなく、シミュレーションを行います。 シミュレーション フラグは、ダイナミクスのような各時間ステップで評価されるシーン全体に依存する、アニメーションのベイク処理に必要です。デフォルトはTrue です。 - 【bakeSampleBy】
フルベイクをするか、指定の間隔でベイクするかを選択します。デフォルトはフルベイクの1です。
- 【point】
位置のみをワールド座標で制御します。 - 【Orient】
回転のみをワールド座標で制御します。 - 【Parent】
位置と回転の両方を一つのコントローラーでワールド座標で制御します - 【Return】
オリジナルの座標(ローカル座標)に戻します。ワールド座標用のノードは消えます
インストール方法
ダウンロードしたファイルを解凍し、中身のpythonファイルを scriptフォルダにいれて次のコードをscriptEditor(python)で実行してください。
maya2016~2020まで(python)
import MoxLocaltoWorld;reload (MoxLocaltoWorld)
maya2022から(python)
import importlib
import MoxLocaltoWorld
importlib.reload(MoxLocaltoWorld)
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