maya avi標準コーデック比較
windowsへの提供を終了したQuickTimeなき今、MAYAでプレイブラストする時の唯一の動画フォーマットは
aviのみです。そして、aviでプレイブラスト(レンダリング)を行うときに、問題になるのがコーデックです。
コーデックとは、「圧縮方法」のことです。デフォルトでこのコーデックはnoneに設定されており、言葉どおり「圧縮しない」という意味です。
無圧縮は1ファイル数GBになることも多く、ここをnoneにするのはいろんな意味で危険です。
コーデックには数々の種類があり、今のトレンドは、h.264、h.265(HEVC)あたりですが、
QuickTimeを使わずにMAYAにそれらのコーデックを組み込むのは、私が調べた限り不可能です。
つまり、今後はMAYA標準のコーデックのみで動画を生成しなければいけなくなります。
もちろん、別の変換ソフトを使ってコーデックの適用された動画を生成することは出来ますが、手間暇がかかるので、個人的には避けて通っています。
さて、本題。
MAYAの標準コーデックで最適なものはどれでしょうか。
まず結論から
MS-CRAMを使え! |
そして、こちらがMAYA標準Aviコーデック一覧と比較結果です。
サンプル動画の設定は640*360、 60fps、約2秒、 quality70
ゲームモーションを想定し60fpsで出力しています。
サンプル動画は色数が少ないので、色の多い動画では違う結果になることが予測されます。
このサンプルの場合コーデックによる違いはほぼありませんが、MS-CRAMだけ劣化が目立ちます。
と、いっても動画を再生している分には、まず気になりません。
であれば、
プレビューや、モーションチェック用の動画生成を目的とするならば、適したコーデックはMS-CRAMです。